【親の介護問題】90歳の勝ち組と64歳の負け組のはなし

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猫のことを書いたので、ついでに父のことを書こう。

脳梗塞で要介護度5の父

2013年の正月明けに、自宅で様子がおかしくなり、弟夫婦の車で病院へ。そのまま入院。

すでに手術ができないほど病状が悪化しており、あとはリハビリに期待するのみ、と言われる。

脳梗塞による「左半身麻痺」と「高次脳機能障害」
64歳の若さで。

そして、現在。

リハビリ病院に半年間入院し、もうこれ以上のリハビリ効果は望めないと判断され、一旦はリハビリをしてもらえる老人保健福祉施設へ。

現在は大勢の諸先輩方を差し置いて、見事、難関の特別養護老人ホームに入居。

なんといっても、最初に出された「要介護度5」が効いている。

自宅介護に断固反対した母

弟嫁と実娘(私)は、同居&3人交代制(母・わたし・弟嫁)による自宅介護を提案したが、妻である母がそれを頑なに拒否。よって、特養に入ることとなった。

憐れな父よ。

嫁選びを間違えたな、としか掛ける言葉が見つからない。

弟嫁はちょっと信じられない人なので、父が病院に入った翌日には、もう介護ベッドについて調べ上げていた。
自宅介護用の介護ベッド。

「お義姉さん、借りるより買っちゃったほうがトータルでは安いみたいなんですよ!」

え?
なんでそんなに介護に前のめりなの?
張り切っちゃってるの?

父よ。大事にすべき相手を間違えたな。
弟嫁が実家に帰るたびに、眉をひそめていた父。
ホント人を見る目がないなあ。

ぶっちぎり勝ち組の90歳祖母

父がリハビリ施設のあと(特養の前)に入っていた老人保健施設は、室内が真っ白で明るい陽がさして清潔で。
そこに見舞いに訪れた、父の義理の母(私にとってはおばあちゃん)。

90歳近いのに、フツーに歩ける。ご飯も食べられる。
オレオレ詐欺と攻防戦を繰り広げるほどアタマもしっかりしており、いたって健康。
「家族に迷惑をかけたくない」と日頃から食事に気を付けているひとなので。

64歳の義理息子を見舞う、90歳の健康老婆。
健康だけれど性格に難あり、友達がいないので、介護施設に来るのは初めてだという。老人なのに。

父と久しぶりに対面してわざとらしく涙を流し(不仲でした)父に声を掛ける。

「パパ、がんばってね!」

いや、あんたのパパじゃないし。
勝ち組と負け組の差がクッキリ。老人になったら、健康な人が圧倒的に勝ちだ。

老老介護への恐怖

父を見舞うたびに思う。

何のために生きているのか。
何が楽しみで生きているのか。
生きたいと思っているのか。
逝きたいと思っているのか。

高次脳機能障害は、老人性痴ほう症と症状が似ているので、もはやそんなことも考えないのかもしれない。
と、思いたいが。

なにも感じていないわけでは無さそうだなあと、父の情けなさそうな顔つきや態度を見て感じる。

あと何年生きるのだろう。

「ずいぶん前に心臓の手術してるから、意外と長生きしちゃうらしいよ」

弟が恐ろしいことを言う。

老老介護だけは、避けたいものだ。

2014-01-01 11.01.42 (1)
※高次脳機能障害のせいで、テレビのリモコン操作もできない。
だけど番組表のことは分かるらしく、手で操作しようとしている。
スマホ世代じゃないのに、不思議。

※2017/10/13追記
この記事を書いた翌年夏に父は亡くなりました。享年67歳。

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