産めなかった後悔と産んだ苦労と

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わたしは現在44歳。もう妊娠は望めないでしょう。

え?望んでいたの?

と聞かれると、、、うーん、どうだろう。

「子ども好きじゃないし」
「子どもが欲しいとか思ったことないし」

通常はザックリと、そんなふうに答えていますが、これがホントの本音の本心かと問われると

うーん、どうだろう。

我ながらモヤっとハッキリせず。

今日はこの【ハッキリしない理由】について、ツラツラと思うままに書きます。

わたしのように「未婚で産まなかった」ひと。
不妊治療の結果「産めなかった」ひと。
子どもを持つことができたけれど、「こんなに大変だとは!」と、大いに苦労しているひと。

そんな女性に読んでほしいです。

じゃあ、いっくよー

選ばなかった人生に想いを馳せる

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子どもの頃から子どもが苦手でした。
やつらの空気の読めない(読まない)ところが大の苦手。いまも変わりません。

よって、20代~30代前半の頃に、子どもが欲しいと思ったことはなかったし、それゆえに結婚にも積極的ではなかった。人生で2回も同棲経験があるのに。

このままこの人と結婚して、わたしは派遣かパートで共働きで働いて、夕方、子どもを保育園に迎えに行って、スーパーに行って買い物して、子どもにDVD見せながら急いで夕飯の支度して、旦那は遅いから、先に子どもと一緒に食事とお風呂を済ませて、寝かしつけてるあいだに自分も寝ちゃって。

週末は子どもにねだられて、朝はマックのハッピーセット。
そのあとイオンで買い物して、子どもの相手。

息抜きしたくなったら、旦那に子守りを頼んで出掛けたりもするけれど、旦那の「やってやってる感」にイチイチ腹が立つ。

オメーの子どもなんだよ!!
よそのオトコの子どもじゃねーんだよ!!

30代のさとちゃん
キャアァァァァー

こんなにもクッキリハッキリ容易く想像ができる人生なんてイヤだ!!!と、いわゆる「安定」を放棄。途中まで、安定路線まっしぐらで走っていたのに。

若気の至り?
若気の至りかも。

近所にオシャレママ御用達のお総菜屋さんがあるんですけど、平日の昼にワラワラ集まってくるママたちを見ているとため息が出ます。

あちら側の選択肢も用意されていたはずなのに。20代~30代前半のときに。
働くママではなく、専業主婦への道。
なぜ選ばなかったのだろう。

そう思いながら、猫が待つ部屋に帰り、オシャレママ御用達のお総菜をひとりで食べつつ、パソコンをパチパチしてお仕事。44歳未婚女子のリアル。

自業自得だと思いますか?

哀れだと思いますか?

甘いですね。

哀しみの中に、おもいっきり優越感が混じっているのです。ややこしいわ。

34歳のとき、エイリアンに身体を乗っ取られる

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19歳のときから彼氏を切らしたことがなかったのだけれど、34歳で福岡に転勤になった最初の半年間だけ、彼氏がいませんでした。

まあ、そんな時期も必要でしょう、と考えていた矢先、異変が起こる。

妊娠したい欲求、正しくは「妊娠してお腹を膨らませたい欲求」が芽生えたのです。
相手もいないというのに。

バスに乗っていると、もっのすごい速さで妊婦さんを見つけます。誰よりも早く。

そして妊婦さんバッチを確認したあと、サっと近付き、ここの席空いてますよ!と親切風に声を掛けて、妊婦さんの真横に立つ。妊婦さんのお腹を遠慮なくじっくり観察したいから。

羨ましい。本気で羨ましい。
わたしもこんなふうにお腹を膨らませてみたい。妊娠したい。

好きな人がいるわけでも、子どもが欲しいわけでもなく、ただただ、妊娠してお腹を膨らませたいという切なる願望。

子宮に思考を乗っ取られているんだな・・・と、すぐに気付きました。
だってどう考えてもおかしい。

この乗っ取りは、約1年間続き、1年後にケロっと元通りに。
いまも忘れられない不思議な経験。

好きな人の子どもが欲しい

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35歳から付き合っていた彼のことが好きでした。
彼の子どもが欲しいと願った時期もありました。既婚者だったけれど。

もしも子どもができたら産んでもいいか?と尋ねたら、いいと言うので、自然にできたらいいなーと、それだけで幸せな気持ちになり。

わたしの事情を知る仲良しの総務の先輩に「未婚でも、ひととおりの制度は受けられますかね?」と相談したところ、受けられるとわかったので、子どもを産むなら会社は辞められないと考えていました。

毎月、生理が来ると、2つの感情が同時にやってきます。

「ああ、良かった・・・」と、心の底から安堵する、未婚の母になる勇気を持てずにいるわたし。

「ああ、ダメだった・・・」と、ズシーンと深く深く哀しむわたし(の子宮)。

会社のトイレの鏡に映る自分を見て思ったのは、やはり・・・

「子宮に自分を乗っ取られている」

子宮ちゃんは性格悪い

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最近、好きな人ができました。

彼の子どもを妊娠することはできません。わたしの年齢的にも、相手の立場的にも。

つい先日、ファミリー向けイベントのお手伝いをしまして。

ハンパないマイノリティ感。

日頃、近しい属性の友達とつるんでいるので、自分がマイノリティであることを忘れてしまいがちですが、いくら晩婚化や少子化が進んだとはいえ、40代で未婚子なしは世間には15%しかいません。

ん?なに?15%???
多い気もする。まあ、いいや。

とにかく、この世に、こんなにも心がザワつく、居心地の悪い場所があるということを知らずに生きてきたもので。

逃げるようにその場をあとにし、帰りの電車の中でシクシク泣きながら帰ってきました。

もう絶対に無理なのに。
そんなこと、子宮ちゃんもわかっているだろうに。

ヤツは相当に性格が悪くて、わたしに自分の正しさを思い知らせるために、感情を揺さぶってきます。

「あなたが30代のときから、口を酸っぱくして言ってきたよね、こっちはさ!」

スミマセンでした。敗北感しかありません。

ママイベントに対する感情

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最近、仲良くなった美容師をしているママさんが、ママイベントをするそうです。
さっき、イベントの写真がfacebookに流れてきました。

ママと子どもの写真が何枚か。

「どの写真もステキですね!」とコメントしました。本心です。だってどれもステキだし。
美容師という仕事をしながら、2人の小さな子どもを育てる彼女の大変さも垣間見えるので。

幸せにしか見えないけれど、ただただ幸せなだけじゃない。でも、いい写真だな~と。

同時に、正直、モヤモヤもします。ザワザワもします。
子宮ちゃんが猛烈に嫉妬しているからです。
わたしがじゃないです。間違いなく子宮ちゃんです。

子宮ちゃんが、わたしが書きこんだfacebookのコメントに舌打ちしています。

「偽善的なコメントねー」

表面的には見えないもの

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ずいぶん前に、「妊婦さんバッチをもっと小さくすべき」「産みたくても産めない人に配慮すべき」という意見が世の中にあると知り、死ぬほどアホがいるもんだ・・・と呆れたのですが、いまはちょっと気持ちがわかる。

なるほど、確かに辛いかもしれない。

不妊治療に高いおカネと膨大な時間をかけて、精神的負担もかけて、それでも子どもを授かれなかった人たちの気持ちが、すこーしだけわかる。気がする。

でも、冷静になろう。

わたしのように、子宮に乗っ取られているだけかも!と、考えてみるのは・・・ダメですかね。

産むタイミングを逃したひと。
事情があって産めなかったひと。
不妊治療をしたけれど子どもを授かれなかったひと。
不妊治療をした末に子どもを授かったけれど、今現在、自分を奮い立たせて子育てをしているひと。
苦労することなく自然に妊娠して、楽しく子育てをしているひと、であったとしても。

女のひとの数だけ、それぞれ抱えている事情があり、思いや悩みがある。
それはあくまで、そのひと個人の問題で、他人を羨むのも本人の問題。

羨むのはOK。
自分の中の常識を振りかざしてディスるのはアウト。

だから、妊婦バッチを大きくするの反対!!のひとは、残念だけどアウト。
大きくして見えるようにしないと意味ないじゃん。

優しそうなご主人と可愛らしいお子さんがいて幸せそうに見える。

自由に働いて、毎晩のように飲み歩いて、友達も多く、面白おかしく生きているように見える。

そう見えるのも真実で、でもそれが100%なわけでもなく
表面化されない、哀しみや苦労や後悔を、みんな抱えて生きている。

そんな気がするから。

自分の嫉妬心と向き合う勇気と、対処する術を持っておくといいのかも。

嫉妬や哀しみを乗り越えて、属性の違う者同士が交われば、新たな楽しみが待っているかもしれない。

おもいっきり抽象的なこの記事を、頭ではなく、心と子宮で読んでもらえていたら嬉しいです。
女性には。

わたしたちは、属性が違っても、仲良くできるし、一緒に面白いことができるはず。

わたしがいちばんやりたいこと

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「佐藤さんが、いちばんやりたいことはなんですか?」

答えられずにアワアワしちゃう質問のぶっちぎりナンバーワン。
いかに普段からなにも考えていないかがバレるので、大いに慌てます。たまに逆ギレしてみたりとか。

でも、潜在的にずーっと思い続けているのはこれです。

保育園を作りたいです!

ふざけてるんじゃなくて、ホントに。理由はわからない。

会社を辞めて最初に手を付けたことは、保育士資格を取るために参考書を買ったことと、受験料の振り込み。

茅ヶ崎市のハマミーナに併設する保育園で、元気よく四方に(同時に)駆け出していく園児たちを見て、見守る保育士の数をかぞえて、「ああ、勤まる気がまったくしない・・・」と、ソッコーで諦めましたが。

子どもと対峙することは死ぬほど苦手ですが、子どもを取り巻く環境と育児中のパパママには、なぜか激しく興味があり、見かけると様子をじっくり観察。

先進的な取り組みをされている保育園についても無駄に詳しいです。
小竹向原の「まちの保育園」とか「茶々保育園」とか。やりよるな・・・と。

前述の美容師さん含め、最近また、子育て中のパパやママがまわりに増えてきたことで、自分が「潜在的に」やりたいと考えていたことを思い出したようです。

茅ヶ崎市でファミリーサポートの登録会があります

さて、手始めになにからやろうかな?

で、ファミリーサポート。

ファミリーサポートってなんですか?

という人が意外に多いということを知り、いますぐにでもできることは、わたし自身がファミリーサポートの登録会に参加すること、実際に近所のお子さんを預かった体験レポートをブログに書くこと。なのかなあと。

あとは、ファミリーサポートの登録会が年に3回しか開催されないので
おいおい、やる気あんの?と市にクレームを・・・つけるんじゃなくて、自分のブログで登録会について拡散することもできるなあと。

詳細のリンクを貼っておきますね。

ファミリーサポートセンター

ファミリーサポートがどんなものか?についても、ググれば山ほど情報は出てきますので、ご存知ない方はググってね。

まとめ(編集後記的な)

赤裸々な我がブログの中でも、かなり赤裸々に想うことを書いてみました。

ママブログやママエッセイは巷に溢れるほどあるけれど
ママになれなかったひと・ならなかったひとのブログやエッセイは、あんまり見かけないから。

わざわざ言うほどのことでもないしね・・・という、みんなの気持ちを勝手に代弁して書いたよー

私自身、新しく行動を起こすことで、いまとは別の次元に気持ちの置き場所が変化し、この記事の続きを書く日が来るといいな。

そう思っています。おしまい。