イケダハヤトさんのブログを読んでいると「おお!まさに!」と共感すること多々あり。
少し前の記事だけれど、こちらも大いに共感した。
(「仲良し教」が大嫌いです 【まだ東京で消耗してるの?】より)
私たちは、おそらく子供のうちに植え付けられている。
「お友達みんなと仲良くしましょう!」
いやいや、そんなの無理です。あり得ません。
私が小学校で変わり者の先生に教わったことと、会社を辞めてから心掛けていることについて。
先生と親に言われたこと
小学1年生のときの担任の爆弾発言
このブログにも何度か書いているが、その先生は「鈴木いさ子先生」と言って、大変風変わりな、クレイジーな女の先生だった。
その鈴木先生が、あるとき、生徒に向かって高らかと宣言した。
「先生だって人間です。好きな生徒もいれば嫌いな生徒もいます。気の合う保護者もいれば気の合わない保護者もいます。全員を同じように好きになるというのは無理なのです。」
「だからみなさんもムリに全員と仲良くする必要はありません。仲良くしたい人とだけ、仲良くすればいいのです。」
ひええええー、先生なに言っちゃってんの?と焦る小1のわたし。
ウチの母は鈴木先生と手紙交換するほど仲良しだったし、私も先生に気に入られていたので、私がこの爆弾発言で傷付くことはない。
でも、傷付く子はいる。クラスに確実にいる。
しょっちゅう問題行動を起こす鈴木先生を問題教師扱いし、PTAで先生を槍玉に挙げる洋子ちゃんのお母さん。
いま、先生の発言を聞いた洋子ちゃんの心境たるや・・・
「うわ~ん!!」
案の定、洋子ちゃんが泣き出す。
そりゃそうだ。先生、なに考えているのだろう?
その後、どうやって収束させたかは記憶にない。たぶん先生は「なんで泣くの?」くらい言って放置プレイだったはず。
ウチの母の言いつけ
同じ頃、ウチの母にはこう言われていた。
「あなたは言葉がキツイから友達を選びなさい。何を言われても傷つかない子と仲良くしなさい」
「言葉がキツイからお友達を傷つけないように気を付けなさい」と言わないあたりがウチの母らしい。
私はこの言いつけを守って付き合う相手を慎重に選んできたのだが、当然、選べない場面もある。
その最たる場所が会社だ。
職場の人間関係ほど、めんどくさいものはない
上司も同僚も選べない。それが会社だ。
気の合わない同僚や上司たちと「仲良くやってます風」を装うことは、私にとっては想像以上にストレスであった。だからハゲができた。
ここまで「嫌いな人種」が勢揃いしている会社が初めてだったことと、
その前に勤めていた会社で、社長から「自分の殺傷力の高さに気付け!」と指摘され、ごもっとも、、、と自分を抑えていたこと。
この2つの理由で私のストレスは加速した。
会社を辞めてからは、気の合う人としか会話をしない。接触しない。
極々たま~に「この人とは合わないな~」と感じる相手と話をすると、大いにストレスを感じ、さっさと帰りたくなる。
そんな私は「社交性を失くしつつある」のだろうか。
いや、社交性は失くしていない。
失くしているのは社会性だ。そんなもの失っても構わない。むしろ失くしたい。
嫌いな人は嫌ったままで放置
私は好戦的なので、嫌いな人(の中でも私につっかかってくる人)には「ワタシ・アナタ・キライ」と明確に伝えたい。
伝わればもう満足。
伝えないと鈍い人は近寄って来るので、きっちり伝えたいだけだ。
相手は腹を立てるだろう。
傷付く人もいるだろう。
でも、だからといって仲良くする必要などない。
「わたし〇〇ちゃん嫌いだから、みんなもシカトね!」
とやったら小学生のイジメだけれど、それさえしなければいい。
仲良くしない、近付かない。
嫌いだという感情を殺して無理に相手を受け入れようとすると、そのうち「許せない!」感情が爆発する。
爆発すると被害は甚大で周囲にも影響を及ぼす。
当人同士の問題ではなくなる。これは避けるべき事態だ。
ひとりの上司によって、2人の部下が鬱病になり会社に来られなくなるのを見た。
その上司がそこまで悪者なのか?否。
相性の悪い人間とダラダラと関係を続けていたからだ。
部署異動を願い出るなり、転職するなりして、関係を断つべきだったのに。
でも、大抵、気付く頃には鬱が悪化していて、そんな行動も起こせなくなる。
自分の感情を殺さずに生きる
あなたがいま、嫌っている人は誰だろう。
親?上司?同僚?夫?妻?
嫌う相手が身近であればあるほど、事態はややこしくなるけれど、それでも嫌いなら距離を置けばいい。逃げ出せばいい。
「もう慣れちゃった~」と言える?
うん、私も言っていた。そうやって自分を騙し続けていた。
あるセラピーを受けたときに「自分を殺すというのは、自殺と同じことだよ」と言われてショックだった。
もうずいぶん長いこと、自分の感情を押し殺して、嫌いな相手を受け入れて来ていた。自分を殺してきちゃったな、、、と気付いた。
私はいま、自分の正直な気持ちに従い、母とも距離を置いている。
まとめ:人間関係に疲れたあなたがすべきこと
子どもの頃に植え付けられた「仲良し教」の信者になっていないか、自分を見つめるべし。
相手を嫌う勇気を持とう。誰かを嫌う自分を認めよう。
それと同じくらいに「相手に嫌われる」現実を受け入れよう。
「嫌われる」「上手くいかない相手がいる」ことを理解し、その関係性を受け入れる強さを持とう。
それでも「あいつとは一生上手くいかない」と頑なにはならず、いつかどちらかに変化が起きて、関係性が変わるかもしれない、くらいには思っておこう。
とくに期待もせずに。
人間関係に疲れたあなたを、ラクにしてあげられるのは、あなただけだ。
人生は自分が思っているよりも遥かに短い。人間関係に疲弊している時間がもったいない。
まずは、居場所を変える行動から。
Facebookを利用した転職アプリ『Switch.』
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