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テニスを始める理由

アタマをからっぽにしたい

リモートで仕事ができるのは、生産性が上がって最高なのですが、ひとつだけ問題あり。

わたしの仕事は3分の1が文章を書いたり、ホームページの構成を練ったりする作業で、3分の2が調整仕事。

段取りして、根回しして、説明して説得して交渉して
こんがらがった糸玉をほどいてほどいて・・・を延々と、複数案件同時進行でやっていると、どこからともなく「敵」が現れる。

「男は敷居を跨げば七人の敵あり」

ひとり(+ひたすら寝ている猫)しかいない部屋で、つぶやくように敵を口汚く罵っていると、自分の言霊に自分がやられてしまい、えらく気分が滅入る。

口汚く罵らなければよくない?

それは無理

アタマをからっぽにする方法

サーフィンをする人が言っていた。

波を待っているあいだ、次に波が来たらどんなふうに乗ろうかずっと考えてるんだけど、いざ波が来ると頭がからっぽになって、考えていたことがひとつもできずに終わってしまう。

なにそれ
最高

わたしもアタマをからっぽにしたい。
いますぐに。

唯一フツーにできるスポーツ

運動全般苦手だから、サーフィンでアタマをからっぽにするには、相当な年月を要すだろう。そんなに待てない。いますぐからっぽにしたい。

友人のジョージさんがテニスを始めたらしく、テニスコートの写真をやたらとインスタに上げている。それを見て思い出した。

そういえば、わたし、中学のときに軟式テニス部だった(前衛)

人並みにできる唯一のスポーツがテニス。
ただ、ひとつだけ不安要素が。
激しい運動をすると、むかし自転車で転んでケガをした膝が痛む。
太田先生に相談だ。

主治医に相談

先生、テニスがしたいです!

太田先生からのアドバイスは以下のとおり。

・痛みの原因は遥か昔のケガによる半月板の損傷、半月板は治せない
・まわりに筋肉をつけて半月板を守ってあげることが大事
・だからむしろ運動した方がいいですよ
・そもそもなんで怪我するか知ってます?(以下、説明が続きますが省略)
・〜というのが怪我をする仕組みです(太田先生に聞いてください)
・膝を固定するためにサポーターをするといいですよ

太田先生がいなかったら、「テニスしたいけど膝痛めるのが怖い、けどテニスしたい」なんてことを相談できる相手はいなかった。
毎週、身体のメンテナンスをしてもらってる安心感もあり。
ありがとう、太田先生。主治医ってありがたい。

テニススクール体験入会

主治医のOKももらえたので、日曜の朝、ジョージさんにくっついてテニススクールの体験レッスンへ。その日のクラスは10人ほど。

もっと個人個人で練習するものだと思っていた。
ひたすら黙々とサーブの練習とか。ひたすら黙々とボレーの練習とか。

私の予想とは違い、完全にグループレッスン。ひたすらグループで動く。

コートに10人分のポジションを用意し、10分間隔でポジションがぐるぐる入れ替わる。10分置きに練習内容も練習相手も変わる。めまぐるしく。

えー
知らない人と練習するのやだなー
あたしそういうの苦手ー

コミュ力の高い人見知りなので、内心そう思っていたのだけれど、これがめちゃめちゃ面白かった。

種類の異なる人見知り3人組

ペアにダメ出ししたりとか

私の手前2箇所に、ボールを4つずつ積み上げる。
わたしが相手に送球する。
ペアを組んでいる相手が、積み上げたボール目掛けてボレーを打つ。
ボールの山を崩せたら成功。

わたしのペア(30代男子)が、やたらふんわりしたボレーを返してくる。

え?どうした?

そんなふんわりボレーで、積み上げたボールが崩せると思ってるの?

ん?わたしの送球が悪いのかな?

もっと高い位置のほうがいい?それとも低い方がいい?

「いえ、いまのままで大丈夫です!」

ぜんぜん大丈夫じゃねーよ。あなたのボレーの威力が弱すぎるのよ。
そんなんでボールの山を崩せるとでも思っているの?

イライライライラ・・・

謎にコーチ気取り。ああ、楽しい。

あとで聞いたところによると、彼は元高校球児で、卓越した運動神経の持ち主で、この日のレッスンがまだ2回目だったのだけれど、テニス未経験ながら凄まじい成長を遂げているらしい。

そんな運動神経抜群のひとに、運動音痴で体育2だったわたしが偉そうなことを言ってしまった。お恥ずかしい。ああ、楽しい。

興奮状態に陥ったりとか

ぐるっと移動し、次のペアはコーチだった。
コーチが送球。ボレーで返す。
コーチの足元にバシっとボレーを打ち込む。
軟式テニス部の前衛だったので、ボレーだけは得意。

足元に打ち込まれるとコーチも返せない。
「あっ、すみません」
コーチが謝ってくる。

!!!

やばい。ニヤニヤが隠せない。
アドレナリン出まくり。尻尾がついてなくてよかった。
わたしいま、相当興奮してるなって自分でもわかった。

みんなとの会話が尊い

知らない人と練習するの、わたしやだー

と、ひっそり人見知りを発動していたのだけれど
コミュ力の高さゆえに、それは誰にも気づかれないのだけれど

みんなでぐるぐるとペアを組むグループレッスンが、やたらと楽しかった。

仕事関係でもなく、まったく利害関係のない人たちと
「あー、ごめんなさーい!」とか
「ナイス!」とか声を掛け合う。

そのラケットどこで買ったの?
そのシューズ可愛いね、どこのメーカー?
ねえねえ、他のクラスはどんな感じ?

あのコーチは盛り上げ上手だよねー
もうひとりのコーチも教えるのすごく上手いんだよ
彼のおかげでだいぶ上達したんですよー

なんかもうずいぶんと長いこと
こういうどうでもいい会話をしてこなかった気がする。
どうでもいい会話なんて、時間の無駄だと思っていた。

たまたまご縁があって、同じクラスで一緒に練習して
何気ないことでゲラゲラ笑って
じゃあまた来週〜と言って別れる。

みんなとの会話にはなんのオチもなく
なんの駆け引きもなく
課題を解決するわけでも
仕事を前に進めるわけでもなく
利益を得るわけでもない。

そういう普通の会話が、いまのわたしにはただただ尊い。

同い年の人たちと、ひとつの教室に何十人と放り込まれて、他愛もない会話を積み重ね、1年かけて仲良くなっていく。
学校ってそういうものだったね。
友達ってこういうふうに作るんだったね。

卓越した運動神経を持つわりにふんわりボレーを打つ男(黒マスク)

来週からいよいよスクールが始まる。
ラケットもシューズも買い揃えた。
サポーターもウェアも買った。

財力を備えた子どもは無敵だ。

楽しみ。

もっと可愛いシューズにすればよかった(後悔)
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さとちゃん

茅ヶ崎暮らし6年目。ブログを書いたりウェブまわりの仕事をしたり。