【茅ヶ崎ファミリーサポート】わたしが子どもを預かる理由

真剣

2017年の暮れからファミリーサポートをやっています。今日はその話を。

いろいろと質問を受けるから。

それなりに興味関心が高いのだろうなーというのと、この「三方良し」の制度がもっと認知されて広まればいいのになーと、心から願っているので。

ファミサポを始めようと思ったきっかけ

メイクの実験台を引き受けるくらい仲良し

スケキヨにされても平気なくらい仲良し

元々、ファミサポという制度に興味を持っていたのだけれど、チェルシーヘアの聖子さんとの会話の中で、「ああ、やっぱり仕事を持つパパママさんに求められている制度なのだな・・・」と、強く実感。

でも、行動に起こした理由はもっと個人的なこと。

あれはたぶん二年前。
知人宅の飲み会に参加したら、参加者全員が子連れで。

それまで自分と同じ属性(未婚・子なし)としかつるんでこなかったので、初めて感じる疎外感と劣等感。人より繊細にできてるので、結構心にダメージを受けまして。

でもだれも悪くない。
自分で選んだ生き方なのに、ネガティブな感情を抱くのは無駄だなーと。克服したいなと。

とりあえず「子どもの面倒を見られない自分」←この劣等感を無くそうと、翌日に「茅ヶ崎」「ファミリーサポート」で検索。
二ヶ月後に開催される講習会に参加したいでーす!と即申し込みました。

言われて違和感を感じること

「エライですね!」

ファミサポをやっていて、知り合いのパパママさんに掛けられる言葉ダントツ一位がこれ。

子どもを託す側だからなのかな。

わたしは子どもがいないので「エライんだ・・・へええ〜」という感想しかない。

「エライ!素晴らしい!あなたみたいな人がもっと増えればいいのに!」という感想を世間様が持つのであれば、これを活かさない手はないな・・・と、ニヤニヤほくそ笑むだけ。

腹黒いニャ

ファミサポを続けている理由

で、やってみたら想像以上に得るものの多いファミサポ。続けている理由は5つ。

その1:豊かな暮らしを再現したい

子どもの頃、隣の家のおじちゃんおばちゃんに、うんと可愛がってもらいました。
わたしが他人の子どもを預かることに抵抗がないのは、そのときの記憶が鮮明に残っているからかと。

「あさちゃん、あさちゃん」って声かけられて、おうちでおやつもらったり、ごはん食べてく?ってそのままごはん食べていったり、お泊まりしたり、おしっこさせてもらったり、たぶん弟が産まれるときには、数日間、隣家のお世話になっていた。

関西だと文化住宅っていうのかな。
似たような家が10世帯くらいひとまとまりに建ち並び、ご近所どの家も借家で。裕福ではないけれど長屋みたいな雰囲気があり、豊かな暮らしでした。

愛情豊かな暮らし。

自分の子と一緒に他人の子の面倒も見る。様子を気にかける。ご近所単位で。
損得じゃなくて「お互いさま」で。

あの豊かさを再現したい。

自分に子どもがいなくても「お互いさまの助け合い」は、いくらでも成立するから。

とりあえずいまは、預かっているお子さん(少年A)のパパにケルヒャーによる窓洗浄を頼もうと企み中。まだ本人には言ってないけど。あ、今日会ったのに言い忘れた!

これ読んだら、日程相談したいのでメッセージください
あんまり顔変わってない

あさちゃん3歳。あんまり顔変わってない。

その2:いろんな人と触れ合って欲しい

厳しい躾でこうなった

わたしは超絶厳しい母親に育てられました。
約束を守らなかったり、嘘をついたりしたら容赦なかった。そう簡単には許されなかった。

家を出る前の「騒いだらその場で帰るからね」は脅しでもなんでもなく、強制帰還を何度か経験した。おかげでわたしと弟は、どこに連れて行かれても、いつもいつも褒められる子で。

「ホントに大人しくていい子たちね〜」
「お母さんのお仕事が終わるのを静かに待っていられていい子ね〜」

悪魔のように厳しい母だったのでね。

母の親友が母に言ったセリフを今でも憶えている。

「そんなに厳しく躾けると、他人にも厳しい子になっちゃうわよ」

母友人の予感的中。
弟はそうでもないけど、わたしはそのとおりの大人になりました。

母が悪いわけじゃない。母に育てられたことを誇りに思う。
30代半ばで、ある会社に「中途入社」をしたときに、その会社の偉い人に言われた。

「あなたはお母さんの教育が良かったんだね」

母すげえ。母の躾のおかげで大企業に潜り込めた。

絶対君主のママ

でも、ひとりの人間だけが、子どもの人格形成に関わるのは危険じゃないだろうか。

子どもと一緒に出かけた先で、ママさんたちの「絶対命令」をよく耳にする。

「ダメって言ったでしょ!危ないからやめなさい!」

「危ないから道の向こうに渡らずに遊びなさい!」

「木の棒を持って遊ぶのはやめなさい!」

やめなさいやめなさいやめなさいやめなさい。絶対君主のママたち。

ママがOKする遊び方しかできない。

こうやっていとも簡単に、思考停止人間が製造されていくのだな・・・と、批判的に見つつ、自分がママの立場なら、絶対君主になるだろうなとも思う。

わたしのように「たまに」じゃない。日常のこと。
来る日も来る日も同じことを言わされて、働いているなら毎日が時間との戦い。

だからこそ。

親でも学校の先生でもない、じいじばあばでもない、いろんな大人との触れ合いが重要ではないかと。

世の中、いろんな考え方の人がいるんだなー
ママの言ってることだけがすべてではないんだなー
自分で考えて答えを出すって、自由で楽しいけれど、難しいし責任が伴うんだなー

それにしても、さとちゃんは意地悪だなー(預かっている少年A心の声)
子ども相手に、こんなにも意地悪で痛めつけるようなことを言う大人がいるんだなー
言い返せないくらいにやり込められて、めちゃめちゃ悔しかったなー
僕も友達に同じようなことしてないかなー

たぶんしてるよ、少年A。
わたしのナチュラルな意地悪が、あなたの気づきになれば幸い。

こちらも真剣

真剣にみかん狩り

その3:いい人ブランディング

これを言うとSNSを活用していない世界の人たちから

「またまた、そんな悪ぶっちゃって」
「そういう照れ隠しをするところがさとちゃんの魅力♡」

みたいな気持ち悪い反応が返ってくるのですが、SNSを徹底的に活用しまくっている人にはわかってもらえるはず。

ファミサポの様子をなんでわざわざFacebookに投稿しているのか。

いい人ブランディングのためです。

わたしはときにディスり系のブログを書いたり、はたまた飲み会の席で「あいつまじできらーい」的な発言をして、周囲を引かせたりしているため、敵も多いのです。

だからですね。

「他人の子どもを預かるめっちゃいい人」をアピールしまくり、叩きにくい状態にしています。いい人のことは叩きにくいですからね。だっていい人叩いたら自分が悪い人になっちゃう。

そして世の中だいたいみんな「いい人」が大好きなので、わたしの人気は上がるばかりです。
これはもう仕事上、良いことしかない。いつもありがとうございます。

そんな暴露しちゃって大丈夫?

だからね。繰り返すけどね。言えば言うほど思われるんですって。

「またまた、そんな悪ぶっちゃって」

人は自分の見たいようにしか他人を見ない。

絶賛ブランディング中

絶賛ブランディング中

その4:未経験の体験ができる

世間の目と戦う

預かっているあいだは、なるべく「あれダメこれダメ」言わないようにしようと決めているのだけれど、世間がそれを許さない。世間の目は厳しい。

本人が着たくないと言うので半袖のままで駅のホームに立たせたら、それはもう、周囲の視線を集める。真冬ですしね。

「あのママ、なに考えてるの・・・?」

電車に飽きて棒にぶら下がり始める。かろうじて隣に迷惑はかけていない。大声も奇声も発していない。残念だけれど、やめさせたいけれど、だれにも迷惑をかけていないので注意のしようがない。

「マナーがなってない」とは言いたくない。
わたしのプライドにかけて、説明できないことは言いたくない。
なんで棒にぶら下がることがマナー違反なのか?を説明するのはかなりめんどくさい。
そもそもマナー違反なのかもよくわからない。だから注意しない。

すると向かいのじじい(推定年齢60代後半)がわたしを睨みつけてくる。

「若くもない母親のくせに、一体、なにを考えてるんだ?!」(じじい心の声)

ぜったい子育てをしてこなかったであろう、あなたに言われたくない。

強い気持ちで睨み返す。

やめなさいやめなさい周りの人に迷惑でしょやめなさい

あれは周囲の視線を気にしての発言でもあるのだな、、、という気づきを得る。身を以て知る。

12月29日です

12月29日です

こいつ・・・

こいつめ・・・

思考力と説明力が鍛えられる

ちょっと遠出をした帰り道。
ローカル線に乗り込んだら、肩を組んだ成人男性2人が向こうからやってきた。

いやいや、こんなど田舎のローカル線でゲイカップルをお見かけするとは。LGBT(の広まり)すげーな!と感心してたんだけど、向かいに座った彼らを見たら違くて。

おそらく精神障害のある20代の息子さんとそのお父さん。

息子は父親の肩に手を回し、ずーっと父親の頬を撫でまわしている。やめずにずっと。
触っていると安心するのかもしれない。父親はされるがまま、じっと目を閉じている。

隣にいる少年Aは目が点。青年から目を逸らせずにいる。
気持ちはわかる。さあ、なんて言うのか。「おかしい」「変な人」と言うかもしれない。

そのときわたしはなんて答えたらいいのだろう。
7歳の彼にどこから説明すれば良いのか。模範解答はなんだ?
なんだなんだ?

結局、なにも聞かれなかったけれど。

単純に面白い

自販機でSuicaをかざしてジュースを買ったら驚く。

え?電車乗る以外にも使えるの?知らなかった〜!!

知れてよかったね。

Suicaを自分でチャージさせる。大興奮。
だいぶ経ってから疑問を話し始める。入れたお札はSuicaのどこに入っているのか?

お札は薄いからカードの中に入り込めるんじゃない?
横から見てみ?お札見えない?(適当にからかう)

見えないよ?違うんじゃない?
あの機械の中でお札が溶けてシャワーみたいになって、Suicaのカードに降りかかってチャージされるんじゃない?

イマジネーション力で負けるとは。勉強になります。

芋掘りに行く前。

ローカル駅のセブンイレブンでコロコロコミックを発見し、買いたいと言い出す。
それじゃなくても長靴やら水筒やらが入った重たいリュックを背負っているのに、さらにそこにコロコロコミック・・・

購入後に彼を襲う不幸について説明するも、もちろん聞く耳持たず。
少年Aの親にメッセージで了承を得て、自分のSuicaで買わせる。めっちゃ得意げで嬉しそう。
でも歩き出すと重くて身体がよろけてる。アホめ。

こういうのひとつひとつが面白い。大人と出かけてもこんなエピソードは持ち帰れない。楽しい。もちろん、たまにだからいいんだけど。

ほんと、こいつめ・・・

ほんと、こいつめ・・・

その5:子連れの人たちへの許容度が上がる

上に書いた60代後半男性のことを悪く言えない。わたしも似たような感じでした。
赤ちゃんが泣くのはぜんぜんOKだけど、電車内やファミレスで騒いでる子どもを放置しているママには厳しい視線を投げかけていました。

いまは手のひら返しで180度変わり。自分でやってみてしんどさがわかったから。
放置ママに遭遇したらニッコリ微笑みかけます。
「まじで毎日お疲れ様です!」心の中で声をかけます。
すると帰り際、ママに挨拶されます。

「お騒がせしてすみませんでした・・・」

やばい、いい人になってしまった。

以前は自転車で逆走(右側走行)するママが許せなかったけれど、いまは道が狭ければ、自分が停まって道を譲ります。ママたちが申し訳なさそうな顔で会釈してきます。
いいんです、いいんです。保育園がこちら側にあるのだもの。右側走行しなくてはならない場所に。

やばい、またまたいい人になってしまった。

でもね。自分でチャイルドシート2つ搭載した自転車(子ども付き)を運転してみればわかります。
自転車の重たさ、バランスの取りにくさ、ハンドルの切りにくさ、バタンと自転車ごと横に倒れるんじゃないか?ケガさせたらどうしよう?という恐怖。できればなるべく曲がりたくない。

知らないもの、知らないことを批判しがち。
経験してみるとわかることがたくさんある。受け入れられることがたくさんある。

人間力が上がった気がする(当社比)

前後に子どものイス+横にサーフボード用のなにかがくっついてる最強電動チャリ(茅ヶ崎ではふつう)

前後に子どものイス+横にサーフボード用のなにかがくっついてる、聖子さんの最強電動チャリ(茅ヶ崎ではフツー)

茅ヶ崎市のファミサポ講習は2月です

長くなりました。この1年ちょっとのあいだに感じてきたことを書き連ねたら長くなった。

ファミサポ向きの人とは

上に書いたような経験ができるのがファミリーサポート制度です。

預かって「あげてる」わけじゃない。
子どものいないわたしが、経験したことのない思考やシチュエーションを「与えてもらっている」のです。綺麗ごとでもなんでもなく、本当に。

逆に「預かってあげている」と感じてしまう人は、やらないほうかいいかもしれない。恩着せがましいから。

わたしはチェルシーヘアの兄妹しかみてません

仲良しのチェルシーヘア(高久家)のお子さんを預かってみて、いけそうだったら他の家のお子さまも・・・と、最初は考えていたけれど、意外とそれほど時間が取れず、いまだチェルシーの子どもだけ。

少年Aはダントツに面白いし(←年末にケンカしたから憎たらしくもあるけれど)その妹の少女Aもバイタリティ溢れる女子で、観察対象として最高に面白い&気があうので、いまはこの二人で大満足。この子たちとだけ関わっていたい。

どうやらわたしの場合は、大人の友達に求めることと同じみたい。気があうか。一緒にいて楽しいか。シンプル。
この辺は個人差ありそうですね。多くの子どもと関わりたい!という人も結構いそう。

自分の可愛いどころをわかってるよね

自分の可愛いどころをわかってるよね

いずれにしてもファミサポに登録しましょう

「知り合いの子どもを預かりたい」という人も「ファミリーサポートに紹介されたお子さんを預かりたい」という人も、どちらもまずはファミサポに登録しましょう。3日間(午前中のみ)の講習を受けると受講証がもらえます。保育園にピックアップするときに、提示を求められたら見せたりするのかな。

それよりもなによりも、最終日の講習内容が面白いです。おすすめ。
問題ありの家庭と児童相談所の橋渡し役をしている市の職員さんが、「親がストレスを感じない子育て方法」について、わかりやすくレクチャーしてくれます。

「僕らはキラキラ子育てを伝えたいわけじゃないんです。(ご近所の通報で)虐待が疑われる家に行き、親御さんがストレスを感じない子育て方法をお伝えして、虐待を減らすのが目的ですから」

痺れた。

この職員さんの講義、ホントよかったな。わたしが受けるのが勿体ないほどに。パパママが受けるべき。
メインは「子どもにどう伝えるか?」の話で。
子どもの脳の構造上「〜やめなさい!」は、効果ないそうです。目から鱗でした。プロってすごい。

「〜やめなさい」「〜しちゃダメよ」のNGワードを使わずに
【イオンの駐車場でクルマを降りた途端に走り出した子どもをなんと言って停止させるか】

このお題でロープレをやったところ、子育て経験豊富なおばあさんたち、全員ロープレ成立せず。
ついつい言っちゃう。
やめなさい!走っちゃダメでしょ!危ないでしょ!走ったらダメってなんど言ったらわかるの!!!

いやいや、NGワードを使ったらダメって、なんど言ったらわかるの?
このロープレ、永遠に終わりませんけど?

子育て未経験のわたしのほうが上手くやれて得意げ。楽しかった。

ファミリーサポート講習は少ないです

なんでこんなに講習の実施回数少ないんですか?本気で広める気あります?
とは、もちろん申し込んだときにツッコミましたけど、謎の理由を述べられました。うん、お役所。

あと、時給換算で報酬がでますが、これがいまどき紙の申請書に書かなきゃで、エクセルで計算して提出したらダメ?って聞いたらダメだと言われました。イエス、お役所。

イラっとし、高久家には何度も催促されたけれど、2017年のファミサポ通したお預かりもいまだに計算しておらず。高久家からは現金以外にいろいろ受け取ってます。いつもありがとうございます。ケルヒャーもよろしくお願いします。

でも、講習は受けた方がいいです。預かりも勝手にするのではなく、ファミサポ通したほうがいいです。万が一、預かり時になにかあったときに保険対象となるし、あいだに入ってもらえるので。
上に書いたようなことも教えてもらえるし、受講証ももらえるしね。

2019年の講習、初回は2月。いま調べた。さあ、申し込もう!(電話申込だけど)

10年前の写真つかってみた

10年前の写真つかってみた

▼支援会員について
http://www.city.chigasaki.kanagawa.jp/kosodate/1004804/1029112/1027511.html

▼平成31年2月講習会
http://www.city.chigasaki.kanagawa.jp/kosodate/1004804/1029112/1029109.html

さいごに

Facebookにファミサポのことを書いたときに反応してくれるのは、圧倒的に現役パパママたち。

投稿にはノーリアクションで、リアルで会ったときに「どんな気持ちでやってるの?」と聞いてくる人たちがいる。不妊治療したけれど子どもを持てなかった人たち。

わたしはもう、最初のほうに書いた「劣等感」は欠けらもないです。疎外感もない。だって預かってるもーん。少しの時間だけど。経験値上がったもーん。当社比だけど。

7,358文字を費やしたこの記事のペルソナは、わたしと同じ属性(未婚・子なし)または既婚で子どもを持てなかった人たちです。みなさんに向けて書いています。最後まで読んでくれてありがとう。

わたしのFB投稿やこの記事を読んで、興味を持ったなら、少し心がザワつくなら、ぜひ体験してみてください。

そして「預かってあげる」じゃなくて「預からせてもらう・体験させてもらう」の意味がわかったなら、ぜひ続けてみてください。

定期的じゃなくても、わたしのようにごくごくたまーにの預かりだとしても「助かる〜!」と言って喜んでくれるパパとママがたくさんいます。

自分以外の「預かり人」の話を聞いたことがないので、仲間が増えたら楽しいな。情報共有もしたい。仲間になりましょう。

おしまい