はじめまして
突然ですが、はじめまして。
2021年5月に未婚の母になった、こじらせママです。
本来であれば、自己紹介や未婚の母になった経緯から始めるのがセオリーなんでしょうが、そもそもセオリー無視した生き方してるからこそ、こんな感じの人生になったんだと自負しておりますので、そこらへんはおいおい。
40歳になる数ヶ月前に、娘を出産。
ここまで来るのに紆余曲折ありましたが、今も絶賛、未解決なことばかり。
それも最早コンテンツとして楽しんでいかないとやっていけない、いやどうせなら「生き様」として自分の「売り」にしちゃおうって思ったわけで。
こんな私の生き方がいつかどこかの誰かのロールモデルになるかもしれない。そんな日が来ることを信じて。
かくいう私も、妊娠発覚から未婚の母になると決めるまで、たくさんの先人たちのSNSやブログに助けられたから。
というわけで、初心者🔰なので、今日は目次とかなし!
徒然なるままに。
未解決案件という名の本題へ
娘を認知しているパパがおりまして。
私より10歳下の承認欲求が病的に強い彼。
周りからどう見られるか?が何よりも大切な彼。
(きっと彼の幼少期の原体験から来ているから仕方ないと達観してるけど。)
妊娠報告をしたときも、私からどう思われるかを意識して、結婚のワードを出して綺麗事を並べて。
1週間後には「子どもが出来たからといって自分たちの人生を諦めるのは違うと思う」という謎のロジック持ち出して。
残念なことに同じ会社なので、彼の給与もだいたいわかってしまうのと、承認欲求の塊の彼のインスタは、高額な衣類やら家具やらで溢れかえっているのが目に入りまして。
「ホ、ホ、ホヮ…what’s???」なわけで。
要は養育費の優先順位が上げられないってわけね?ってことなんですね。
まぁここらへんで勘のいい読者の皆さんはお分かりのように、ちょいとバカなんですね、彼は。
お前、金融の仕事してるのに、自分のキャッシュフローもどうにも出来ないのかよというツッコミはこれくらいにして。
行き着くところ、そんな男との子供を作った私が「最も」愚かなわけで。
調停申し立てへ
私自身のことを話すと、最近巷で話題のHSPなんですね。
その中でもHSS型HSP(https://coelog.chuden.jp/child-rearing/high-sensation-seeking-hsp/)というやつ。
よく、「彼にまだ未練があるんだね」「情に流されるんだね」と誤解されるのですが、全くそれとは異なり、共感力高すぎて、彼の言い分が痛いほどわかってしまうのです。
「お金がない」のではなく、その稼いだお金を投資しないと仕事ができない業種であることもあり、「お金を残すことができない」のです。
(とはいえ、高額な衣類を買うのはまた話は別。後述。)
一方で、娘の顔を見ると、お金がないという理由でこの子の人生の選択肢を狭めたくないという想いが湧いてくるのと同時に、養育費を受け取るのは娘の権利であり、そのために戦うのは母親である私の責任、いや義務であるとアドレナリン出まくるのです。
そんな感情のジェットコースターに疲弊してしまったので、餅は餅屋。プロに任せよう。ということで調停を申し立てたわけです。
弁護士費用ケチってらんねー!娘のこの先20年間のことを考えたらお安いもんじゃい!ということで。
同時に、彼に対しての「もう直接連絡は取らないよ。弁護士経由でね。」という意志表示でもありました。
承認くんの取った行動
しかしながら、承認くん(と呼ぶことにします。)は、
かなり優秀なサイコパス気質も兼ね備えているのか、
「1円も養育費を払ってない✖️調停申し立てられている」という状況において、娘に会いに来たわけです。
前段でちょいと触れましたが、10万だか20万だかする高級おしゃれコートに身を包んで(承認くんのインスタ投稿より発覚)東北の雪国に舞い降りました。
しつこいようですが、大事なことなのでもう一度記載します。
養育費は娘が生まれてから1ヶ月分も払われておりません、そして調停申し立て中です。
正直会わせるか迷いました。
正解なんてないのかもしれないけれど、それでも私は会わせる選択をしました。
私自身の本心としては「やることやってから会いにこいよ、クズ野郎」です。
(お口が汚いのは初回ということでお許しを。)
でも、娘にとってみたらどうなんだろう?
私と娘は血は繋がっているけれど、別人格。
もちろんまだ赤ちゃんである娘に意志も意思もないけれど、私と別人格であることは確か。
きっとわざわざ交通費かけて会いに来てくれるというのは嬉しいと思うのではなかろうか。
死別ではあるけれど、幼い頃に父と会えなくなった私の経験も反映されてしまったのかもしれません。
私は心を鬼にして、そして表情を能面にして、彼に対峙しました。
承認くんは開口一番「うわ、目小さいね!目は俺似だよね?」でした。
「その前に言うことあるだろう?」という私の呆れをよそに、承認くんは気持ちがいいくらいの自分軸でした。
承認パパと娘
娘はとびきりの笑顔でした。
きっとパパという概念もなければ、自分と血の繋がっている人であるということもわかるはずはありません。
でもとても嬉しそうに私には見えました。
承認くんは元々子供好きなので、あやすのもとても上手。それもあったのかもしれませんし、そこは感謝です。
デレデレ溺愛して、頭の匂いを嗅いだり、ほっぺにチュッチュしておりました。
1時間半くらい一緒に過ごしたでしょうか。
帰る時間になり、ドヤ顔で「東京土産!」と田舎を小馬鹿にした感じで手土産をくれました。
私の胸で眠った娘を撫でながら「次会う時には大きくなっちゃうんだろうな」「あんまり東京は来ないんでしょ?」と少し寂しそうな表情をしていました。
私は最後まで能面みたいな表情を崩すことはできませんでした。
田舎には似合わない高級なジャケットとコートに身を包んだ父と、
全身ユニクロ(ユニクロ様を馬鹿にしているわけではないですよ。)の母と、
西松屋599円のトレーナーにお下がりのユニクロのパンツを履きこなす娘。
承認くんとさよならした後、眠る娘をぎゅっと抱きしめて、「あなたが本当に必要なものや進みたい道ができたときには絶対に我慢させないからね。否定もしないからね。あなたのことは私が全力で承認し続けるから。」と小さな声で何度も呟きました。
そして数分後、承認くんからLINEが。
「めちゃくちゃ可愛かった。会いに来てよかった。本当にありがとう。気をつけて帰ってな。」「今日の写真もお手隙の時にもらえたら嬉しい。」と。
加えて
「自分の子どもだっていう実感が『より』湧いた」と。
ん??「より」湧いただと?
ということは、会う前も自分の子どもだという実感はあったわけだよな?
だったらやることやれよーーーーーーーーー!と最後まで突っ込みどころ満載でした。
わかってます
ここまで承認くんに対する愚痴書きまくりましたが
「相手は鏡」であることはよくわかっています。
彼の持っている嫌な部分は私もきっと持っている。
「お互い様」であるということも。
正直、妊娠する前の私はクズでした。
仕事も中途半端、プライベートはもっと中途半端。(コロナとか関係なく。)
いつ死んだっていいや、ああ人生つまらないなという毎日。
そんな状況の時に一緒にいた彼ですから。
なんやかんや助けられたこともあったしな。
なにより、承認くんがいなければ娘とも出会えなかったわけで。
出産しても、私は口の悪さも人としての器の小ささも変わりません。
でも一つだけ変わったことは「今は死にたくない。娘のために生きたい。」ということ。
ワガコが笑う姿、もっと見たい。
そう思ったら、帰りの車は能面が外れ、運転しながら涙が流れました。
娘のためにも、いや自分のために、心成長させていこう。
そんな感じです。
最後までお付き合いいただきありがとうございました!

こじらせママちゃん

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