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ネットワーク化で選択肢を増やす

近年の食料をはじめとする物価高騰は先が見えません。

そもそも世界の人口に目を向けた時、これらは一時的なことではなく構造的な問題であり、今後更に高騰する事が予想されます。

また、戦争、巨大地震、気候変動、洪水、火山噴火、太陽フレアによる社会機能の停止、世界の人口爆発と食料問題、金融リセットによる混乱など、様々な危機が足並みを揃えるかのように私達の目前に迫っています。これらの危機に共通して言えることがやはり“食料問題”です。


他方では、日本の農業は高齢化を極め、田畑は放置され、食料問題との間で大きな矛盾が生じています。
この様な現状に危機感を抱いた人たちにより各地で少しずつエコビレッジや自然農を中心とした活動が始まっています。

私達も同様に新しい時代への変化の中で、みんなが不安なく暮らせる社会づくりに貢献したいと考え集まったメンバーです。その上で実際に重要なことはネットワークや情報共有ではないかという視点に至りました。

例えばエコビレッジや自然農をはじめるにもどうしたら良いのか分からない時に、他のグループに相談したり、やり方が統一されれば各地域や行政からも受け入れられやすいというメリットもあります。また、この様な活動では人間関係や生活環境などをはじめとして様々な問題に直面しますが、ネットワーク化で選択肢が増えることで解決されることも多くあると考えられます。

また、今の日本の農業は商業主体に偏っている為、社会機能停止の際には多くの畑が備えとしての機能を果たさない可能性があります。一部の人たちが対策としての自給自足の農業をしていたとしても、大勢が数少ない畑に群がってしまっては結局混乱は避けられないでしょう。多くの人を救うという考えも重要です。この様な視点からもエコビレッジや畑を中心としたコミュニティづくりが色んなところで同時に進行していく事が重要であり、その為の情報発信や情報共有の場を持ちたいという趣旨で私たちは活動をしたいと考えています。

背景を考えれば、どうしても‟固い話”になってしまうのですが、実際には楽しい場を作っていきたいという想いで、気楽に活動できればと思っています。
私達自身手探りで不慣れなことが多いのですが、この活動を通して色んな知識や生きる術を学びたいと思っていますので、暖かく見守っていただき、また興味のある方は是非積極的に活動に参加いただければ幸いです。

moja: ムスビレッジ機動部隊隊長。自作軽トラキャンピングカーで全国を回りながら、自給自足や備えの準備をする人のお手伝いをしています。