こんにちは!さとちゃんです。
「茅ヶ崎に住むなら海側?山側?どっちがいい?」とよく聞かれるのですが、海か山かよりも大事なことがあります。
それは、、、ご近所さん!
こればかりは、どれだけお金を積んでも選べない。運頼み。プライスレス。今日はそんな話。
小さな集合住宅地の借家で育ちました
10軒ほどの借家が立ち並ぶ、小さな集合住宅地で育ちました(埼玉)。生まれてから小学4年生まで。
隣家と2軒隣に年齢の近い子どもがいて、私たち姉弟を入れて7人の子どもがいた集合住宅地。
毎日毎日、同じメンバーで遊んでました。
まーくん、ひーくん、あやみちゃん、くみちゃん、くみちゃんの弟の名前だけ思い出せないけど、いまだに名前言えるのすごいな。うちの弟はてっちゃん。私はあさちゃん。
隣の家のおじちゃんとおばちゃんに可愛がってもらいました。
母が弟の出産で入院していたときには、隣の家でごはん食べさせてもらってた。
数年前、父が他界したとき、親戚の顔よりも先におじちゃんとおばちゃんの顔が浮かび、連絡して欲しいと母に頼みました。うちは母が厳しかったので、隣のおじちゃんとおばちゃんが、私にとって心の拠り所だったのかもしれません。
謎の赤い男
さて、私が開催した「茅ヶ崎移住者相談会」で知り合い、仲良くなったTさん。
初対面のときに
「この人ほんとすごい人だから、面白い人だから見て欲しい!」
「なんかいつもパークのところで歌ってるんですよ!」
と強めにプッシュされたのがこちらの御方。
うん・・・キャラ濃そう・・・(写真だけで満腹)
その次にTさんとサシ飲みしたときに、再び謎の猛プッシュ。
「絶対に面白い人だから!さとちゃん好きなはずだから!!」
そこまで言うならとインスタをチェック。
おおおーなるほど!すごい人だ。猛プッシュしてくる理由がわかった。
この歌に痺れました。
しょうご〜がやたら残るんですけど。素敵すぎる歌詞に注目。
世の中の男性はみんな小五のままだし、小五のままでいい。
ヘタにかっこつけて賢ぶると、こじらせた中二病になるから、まじでみんな気をつけたほうがいい。
謎の赤い男について調べる
興味を持ったら俄然調べる。この方のインスタをチェックしてわかったことは。
・たぶん私と同世代で茅ヶ崎在住のミュージシャン
・タイアップをいくつも手掛けているプロミュージシャン
・最近、茅ヶ崎海側に移住してきたらしい
・分譲地に注文で家を建てて、自宅にスタジオがあるらしい
・住んでいる分譲地を「茅るヶ崎村」と勝手に名付け、村民(ご近所さん)と仲良くバーベキューをしているらしい
いちばん最後の「茅るヶ崎村でご近所さんと仲良くバーベキュー」が引っかかる。そんなバカな。
10数世帯がど新規で集まる分譲地で、みんながみんな仲良くやれるわけがない。
そんな美しい話が、令和の時代に、ましてや茅ヶ崎のスーパーブランドエリアで起きるはずがない。嘘だ。絶対に話を盛っているはずだ。
赤い男(ハンサム判治さん)に即コンタクト。
こんにちは!はじめまして!インスタ拝見しました!茅るヶ崎村に興味ありありです。判治さんちのBBQに参加したいです!
こんにちは!あのカーストブログ書いた人ですね!
移住してくるときに参考にさせてもらいました。BBQやりましょー!
書いててよかった、カーストブログ。話はやい。
茅るヶ崎村の実態調査に乗り込む
そしてメッセージを送った1週間後の8月某日。判治さんちの前で夕方からBBQ。
判治さん、判治さんの奥様、都内から参加の判治さんご友人、ご縁をつないでくれたTさん、私の友人、私の総勢6名。
みんなでワイワイやっていたら、本当にご近所の人がわらわらと集まってきた。
魚卓さんで海老をたくさん買ったから、良かったら食べてー
大量の海老が差し入れられる。え?こんなにたくさん?まじで?
今日、川にBBQしに行ったんだけど、昨日から漬けておいたタンドリーチキンを持っていくの忘れちゃって。良かったら食べる?
大量のタンドリーチキンが差し入れられる。美味しかったー!
お隣のママさんと娘さんが、ごくごく自然に合流。
どこかのパパさんも合流。さらにどこかのママさんも合流。
もはや誰と誰が家族なのか、初めてやって来たわたしにはよくわからない。
隣の家のママさんが、娘の反抗期についてぼやく。初対面の私に。
判治さんの奥様が家からマシュマロを持ってくる。
「マシュマロ焼いて食べたら、子どもたちが喜ぶかなと思って、買い出しのときついでに買ってみた〜」
茅るヶ崎村のお子たち大喜び。嬉しそうにマシュマロを炙っている。
よその大人に見守られていることの安心感
お隣の反抗期の娘さんが、ものすごーく判治さんご夫妻に懐いているのがわかる。
彼女の姿が子供の頃の自分と重なる。
親以外の大人に大事にされている安心感。
自分を100%肯定してくれる存在に見守られて、気にかけてもらえている安心感。
あれって大事だったんだな。
私も子供の頃、お隣さんにたくさんの愛情を注いでもらった。
幼すぎて細かいことは覚えてないけれど、父が亡くなったとき、真っ先におじちゃんとおばちゃんの顔が浮かんだのはそういうことだ。
しっかり心に刻まれていて、離れて暮らすようになっても、月日が経っても消えないもの。
結論:茅るヶ崎村の実態は嘘じゃなかった。盛ってもいなかった。なんなら聞いていた以上だった。
ここに暮らす子供たちは幸せだ。いまは気付いてないかもだけど、大人になったらわかるよ。親や学校の先生以外の大人に関心を持ってもらえること、愛情を注いでもらえることが、あなたたちの心を強くする。
これから茅ヶ崎に移住してくる人たちが、茅るヶ崎村の人たちみたいだといいな。
そんなんだったら茅ヶ崎暮らしも悪くないな。そろそろ二宮に移住しようかと思ってたところだけど。
現場からのレポートは以上です。みなさまのご近所様運に幸あれ!
ばいばーい。