実の娘と間違えられる弟嫁
甥っ子の話を書いたから、今度はその母親のほうの話。弟嫁のこと。
父が脳梗塞で入院し、もう手術もできない状態だと知らされた病院からの帰り道(車中にて)。
弟嫁に唐突に言われた。
「お義姉さん、ちょっと調べたんですけど、介護ベッドってレンタルより買っちゃったほうが安いみたいですよ」
え、なになに?なに言ってんの?
すでに家で介護する前提の話になってるけど?
ちょっと、お義姉さん、ついていけないわ~。
弟嫁は、その後、父がリハビリ病院に転院したあとも、洗濯モノの一切を引き受けてくれて、1日置きに病院に顔を出し、実の娘と間違えられていたそうだ。
「ホント、エライわね~、佐藤さんのお嬢さん。お勤めもあるでしょうに、毎日のようにお見舞いに来て、洗濯物まで」
「ちがうわよ、あの人は娘じゃなくてお嫁さんよ。息子さんのお嫁さん!感心しちゃうわよね~」
「娘はあれよ、滅多に来ないくせに、たまに来ると先生にイチャモンつけてる、いかにも気の強そうな・・・」
「ああ、あっちね!」
後半は私の被害妄想ですが、でもまあ、だいたいこんな感じで言われているのだろう。
私が看護士でも同じこと言うわ。
兄弟の伴侶って大事だね
弟嫁を見ていると、いたって自然なのに驚く。
「お義父さんの面倒を見ている私ってエライ!」なんて様子は微塵も感じられない。
家族なのだから、夫の父親の面倒を見るのは当たり前、と本気で思っている感じ。
薄情なウチの祖母・母・私ラインとは正反対。
たぶん、棲む星が、生きてきた星が違うんだなあ。
そんなわけで、甥っ子にもだけど、弟嫁にも頭があがらない。
いつも感謝の気持ちでいっぱいです。
ウチの父親は5人兄弟で、なんだかいつもお金のことで兄弟間で揉めていた。
私が中学くらいの頃、弟と話したことがある。
ウチらは、伴侶選びには気を付けようね。
くれぐれもお互いに迷惑かけないようにしようね。
そんな約束を交わした姉弟。
弟はその約束をしっかり守り、素晴らしい女性と結婚。
姉は迷走したまま、現在に至る。
私が死ぬとき、親族として立ち会ってくれるのが、弟一家でホントに良かったと思う。
弟よ、ありがとう。
間違った嫁選びをした不幸な父の話はこちら
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嫁と別れて人生やり直したいと考えている夫に伝えたいこと
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