お持ち帰りする友人
友人のはなし。
美人でモテる彼女には、常に言い寄ってくる男がいた。
外見からは全くそうは見えないが、肉食である彼女は、適度につまみ食いをしつつ、婚活もしていた。
一緒に参加した飲み会の翌日。
「酔ってたからかな?なんか可愛いな~って思って、お持ち帰りしちゃったよ~(ニコニコ)」
は?
江古田ちゃんみたいな女が、ホントにこの世にいるのだと知った。
彼女の本命は既婚男
そんな彼女の本命は既婚者で、会うのは年に一度。
その彼が飛行機に乗って遠くから(出張で)やってくるときの、彼女の静かにはしゃいでる感じと、
夜寝る前に、彼のブログをチェックする、寂しげな表情が忘れられない。
いちばんそばに居て欲しいときに、そばに居てもらえないなら、もう別れよう。
そう、彼女が切り出し、それでもズルズルと続いて、年に一度の逢瀬。
家族を捨てるつもりがないことは、もうずいぶん前に聞かされていたという。
いまは彼女も別の人と結婚して、子供も産まれた。
結婚を決めた彼女がカラオケで歌っていた愛の歌が、バレンタイン前だったせいか、ヘビーローテションでラジオから流れてきていた。ここ最近。
実らなかった彼女の恋に(勝手に)想いを馳せる。
肉食で江古田ちゃんな彼女の乙女な部分が、メロディーに乗って私に伝播する。
結婚だけがすべてではない
ドラマや映画の不倫の描写に違和感を感じるのは、こういう友達が身近に何人もいるからだ。
奥さんと別れて!なんて詰め寄る女などいない。
そんな女と関係を持つ男は、相当見る目がない。
静かにはじまり、静かに終わる。
そんな大人同士の関係を「不倫」としか呼べない日本は、やはりお子様の国だと思う。
「離婚しない男の身勝手さ」を批判するのも、あまりにも古臭い。
恋愛のゴールは結婚だけじゃない。
長く一緒にいられたら、それはそれで良いことだけれど、心が離れているのに一緒にいるのは、かなりの苦行(経験済)。
長く一緒にいられなかったとしても、その時間が濃密であったなら、得難い経験だ。
誰にでも手に入れられるものではない。
歳を重ねても、結婚をしていても、自由に恋愛ができる世の中になればいいと思う。
こんなこと書いていると鬼女に叩かれるよ!と心配になった方はFacebookまたはTwitterのフォローをよろしく!
更新情報はこちらから
「フォロー」「シェア」「転載(出典先を明記)」してもらえると小躍りして書き続けます(^^)/
@sato_chan101さんのツイート
Facebookページはこちら