寒い国に移住したい、1日も早く

カッコ悪い人こそカッコいい

録画していた「クリスマスの約束」を観た

2001年に始まったこの番組は、小田和正が知り合いのアーティストに声をかけて、毎年クリスマスに放送する歌番組、、、なんだと思っていたが、どうやら当初は違ったらしい。

14回目となる今年は少し趣向を変え、
この番組が始まった経緯と小田和正がアーティスト集めに苦労した話をドキュメンタリータッチで紹介していた。

TBSが小田和正に声をかけて始まった企画だったらしい。
自分の好きな、一緒に歌ってほしいと思う有名アーティストに丁寧な直筆の手紙を書き、出演依頼をする小田和正。

「全員に断られる可能性も30%くらいあるよね」

そう言えたのは勝算があったからなのか、
結果は全員に断られることに。

企画としては失敗

おいおい、まさかのお前だけ出演かよ!と、企画を断念すべきか迷うスタッフ。

断られること含めて、いまの音楽業界の有り様だし、断られたアーティストの楽曲すべてをオレが歌うから、そのままを見せようという小田和正。

企画としては失敗だ。TBSの意図としては大失敗。
でも、小田和正は失敗だと思っていない。

「一緒に舞台には立てないけれど、あなたが私の曲を歌ってくれるのは嬉しい」

確執のあったらしい山下達郎からの手紙を読み上げ、この手紙がもらえただけでも成功だ、と言う。

2009年のメドレーが泣けた

その後、徐々に賛同するアーティストが集まり、出演者が豪華になっていく。

そして2009年。メドレー形式での合唱スタイルを試みる。

「各自がひとりで歌ったほうが断然いいのに、わざわざ合唱(コーラス)にする意味が見い出せない」
スキマスイッチやいきものがかり(の男のほう)など、自分の息子のような若いアーティストに意見される小田和正。
バッサリ言われて、う~ん、、、と悩みつつも、やりたいことを諦めない。

結果、大成功。
この年の放送は私もリアルタイムで観ていて、JUJUとアイと平原綾香と一青窈が並んでコーラスする豪華さに驚き、音楽番組としてのクオリティの高さに感動した。

この成功の裏に、こんなやり取りがあったとは。
小田和正が泣く姿に、もらい泣き。

ダメ出しされても諦めない人はカッコイイ

前置きが長くなりました。

何が言いたいかというと、やっぱり、カッコ悪い人はカッコいいなということ。

「何がやりたいのかわからない」

「成功するとは思えない」

と、どんなにダメ出しをされても、諦めない。
全員に出演を断られ、メンツを潰されても諦めない。
あれほどの大物なのに。もう稼ぐ必要もないだろうに。
「昔はさ~」と妖怪昔話ジジイに陥ることなく、ジワリジワリと、歩みを止めない。

そんな生き方に憧れるし、私もそうなりたい。

※追記※
上にリンクを貼るために「クリスマスの約束」で検索したら、
「新収録は2曲…小田和正「クリスマスの約束」に不満の声噴出」というニューストピックがあった。
松たかこが遂にテレビで「レリゴー」を歌うんじゃないかと、期待した人も多かったのに、、、とか。
あれ観て、そんな不満を持つ人がいるなんて、、、その感性の鈍さが最高にカッコ悪い。
あの番組で松たかこがレリゴーするわけないだろう!(怒)

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