寒い国に移住したい、1日も早く

彼女と結婚したいと思っている男子に告ぐ 美人の彼女は嫁にするな

有名高校→有名大学を経て、大企業でエリートコースを歩むAさん。

最近、勝どきのタワマンを売り払い、海の近くに家を建てて、人生順風満帆じゃん!

のように、傍からは見える。そんなAさんに打ち明けられた、嫁の話。

美人の彼女を嫁さんにして、後悔しているAさん(42歳)

Aさんが勝どきのタワマンを売り払い、逗子に家を建てた理由はふたつ。

①休日にサーフィンなどのマリンスポーツを楽しみたい

②勝どきの小学校は格差がありすぎて、子供たちの教育上よろしくないと判断したから
※「親が店をやっている地元の子」「超高級マンションに住むエリートの子」の格差が存在するらしい。

嫁は子供たちに「友達はマンション住まいの子だけにしなさい」などと言う。
こんな環境で子供を育てることに不安を感じ、逗子に家を建てたそうだ。
(逗子も十分にアッパーエリアですけどね・・・)
(それは勝どきの環境じゃなく、その発言をする嫁に問題ありですけどね・・・)とはツッコミ入れず。

都内に出るのに不便な逗子に家を建てることに、嫁は猛反対。

なのにAさんは強硬突破で家を建て、マンションを売り払ってしまった。

夫婦仲は恐ろしく冷え切っているという。そりゃそうだ。

そしてAさんは、私と一緒に話を聞いていた、30代未婚男子のK君に熱く語る。

「いいか、絶対に嫁を顔で選んではダメだ!!」

ふんふん。

ウチの父もまた、嫁選びに失敗した人

ウチの父の「嫁選び失敗話」は、すでに散々書いてきた。

(過去記事:嫁と別れて人生やり直したいと考えている夫に伝えたいこと

そんな父の葬儀に駆け付けてくれた、Sさんご夫妻。私が最後に会ったのは小学生のときだから、実に30年ぶりの再会。

Sさんは父と同郷で、結婚する前はおカネがなくて父と一緒に住んでいたそうだ。

父より1歳下のSさんは、若いときから濃いイケメンだったけれど、いまもグッドルッキングをキープしていて、なかなかのロマンスグレー。

その妻であるSさんの奥さんは、若いときからファニーフェイスで決して美人ではなかったけれど、60歳を過ぎたいまも年齢を感じさせず、若々しさをキープ。
そのお人柄もあいまって可愛らしい雰囲気。

Sさんご夫婦は、10代からの親友であった父の死を嘆き哀しみつつも、小学生ぶりの私を見るなり

「いや~、あさちゃん大きくなって!って言うのもおかしいね。お互い歳を取りましたなあ~わはははは!」

と、声をかけてきた。とくにSさんの妻はゲラゲラ嬉しそうに笑ってた。

不謹慎なくらい底抜けに明るい。67才の若さで死んだ、親友の葬式なのに。

Sさん妻の魅力とは

しばらくSさんご夫婦を観察していたけれど、夫婦仲はすこぶる良さそう。

子供の頃は子供だったので
「なんでこのカッコいいおじさんが、あまり美人ではないおばさんと結婚したのだろう?(超失礼なガキ)」
と、疑問に思っていたけれど、大人になったいまならわかる。

「おじさんの嫁選びに間違いはなかったのだ」

Sさん妻は宮城の大家族で生まれ育った、田舎の人特有のホスピタリティに満ち溢れたひと。
少女漫画をたくさん持っていて、子供の頃はSさんちで「ガラスを仮面」や「生徒諸君!」を読み漁る時間が、至福のひとときだった。

対してウチの母は、東京生まれの東京育ち。
幼い頃に父親が女を作って家を出て行ったため、母子家庭でそれなりに苦労をしてきた、クール過ぎる女。若い頃はまあまあ美人。(わたしの母だし)

Sさん夫婦が結婚したとき、ウチの父母を頼って「ぜひ近所に住みたい」という申し出があったのを、ウチの母は断ったそうだ。

母曰く「そういうベッタリした関係好きじゃないから」

タイムマシンで25〜27才くらいの父に会って伝えたい。

「美人だからってだけでその女を選んじゃダメ。あなたと価値観が違いすぎるから。ぜったいに後悔するから」

結婚相手とはしっかりと【価値観合わせ】をしよう

「結婚なんて勢いだよ」「若くて何も考えていないうちだからできるんだよ」

とはよく言うけれど、そんなんだから3組に1組が離婚するわけで。

子供がいなければまだいいけれど、子供ができた場合、親権争いだの慰謝料だのと相当な消耗戦を繰り広げなければならない。

なにより巻き込まれる子供が不幸だ。親が離婚して小躍りする子供など、この世に存在しない。

意識合わせをしたって、歳を取るにつれ、互いの価値観は変わるもの。

それを考えれば、価値観あわせは十分にやっておいてやり過ぎるということはない。

共働きがいい?
専業主婦になりたい?
子供は何人ほしい?
もしも子供を授かれなかったら不妊治療する?
それとも里親制度を利用する?
年老いた親の面倒はどうする?
住む場所は都会と田舎とどちらがいい?
将来仕事で独立しても構わない?

などなど。

嫁選びは見た目じゃなくて中身

どんなに美しくても可愛くても、一緒に生活しだすと不思議なことに飽きるんです。
小学生くらいの頃、郷ひろみと二谷友里恵が離婚したときに悟りました。

二谷友里恵とか・・・あんな美人なのに離婚されちゃうんだ。
ダイアナ妃とカミラ夫人然り。

わたしが男だったらこういう女の人と結婚したい。

・感情的にならず、冷静な判断ができる
・思いつきでモノを言わない論理的思考の持ち主
・母性よりもホスピタリティの持ち主

数十年ぶりに会ったSさんご夫婦に対して、なぜか内側から思慕の情が湧き上がる。
子供の頃、彼らに心を許していた感情が蘇る。記憶はほとんど蘇らないのに。
あさちゃん、あさちゃん、って呼ばれて、愛情を注いでもらった感覚だけが蘇る。

それはきっと、Sさんご夫婦のホスピタリティによるものなのだろう。
自分の家族、自分の子供だけを大事にするのではなく、縁あった人たちみんなに気を回して優しくできるホスピタリティ。

うちの母には見事にない。ホスピタリティの欠片もない。
自分の家族が他の家族よりも幸せならそれが幸せ。
自分の言うことを、自分の望みを叶えてくれる、意のままに操れる家族が最高の家族。

そういう価値観の持ち主だから、わたしと母はとことん合わない。

母が意のままに操れない存在=わたし

結婚も出産もしたことのないわたしが、他人の子供を預かることに対し
「意味がわからない」「なんか腹立たしい」とコメントする母を心の底から残念な人だなと思う。

嫁選びに後悔している男性の話を聞いていて(聞かされていて)思うことは毎回同じだ。

「ああ、ウチのママみたい」

原坊と結婚した桑田佳祐

ここ茅ヶ崎は
散々美女たちにモテたであろうに

「賢い嫁選びをして幸せになった男=桑田佳祐さん生誕の地」です。

でも、茅ヶ崎に住んだからといって、その幸せにあやかれるわけではありません。

そもそも、駅から遠くて不便なのに、やたらと土地代の高い茅ヶ崎海側に移住してきている時点で
ステイタスを重視する、見栄っ張りなご夫婦でしょうしね。

茅ヶ崎の「サザンカンフォート」に貼られている、桑田夫妻の仲睦まじげなポートレートを眺めながら、幸せな結婚って?間違いのない嫁選びってなんだろう?と、思い巡らすのもいいかもしれません。

以上「結婚を後悔している夫」からやたらと相談を受ける、さとちゃんがお届けしました。

これを読んでくれている未婚男子のあなたが、彼らと同じ轍を踏みませんように。

5人同時に付き合っているなら、結婚するときは、その中でいちばんホスピタリティの高い女子を選ぶといいよ、かつやくん。