茅ヶ崎コミュニティには、私も覗くことができない「男子部」が存在します
茅ヶ崎コミュニティにいる40歳の独身男性から、あるときこんな話を持ち掛けられた。
私は男心に理解の無い女。当然、仲間には入れてもらえないのでした。
男性の繊細な心理を理解しない私にダメ出しする男
やはりコミュニティに参加している、34歳の独身男子。
私の文章が好きだと言いつつ、率直な意見(ダメ出し)もくれる有難い存在。
ふんふん、なるほどね。確かにそうかもしれない。彼の意見もごもっともだ。
基本、男子のほうがビビりだしね。
私も婚活サロンを運営するにあたり、多少は男心というものに歩み寄るべきなのだろう。
理解を深めなければ!ということで、Hさんに「婚活」というお題を出して文章を書いてもらった。
以下、私には到底書くことのできない、34歳独身男性の胸の内について。
『男子、34歳の婚活』
30代男子の日常
自宅と職場の往復生活をするようになって久しい。
仕事が忙しいのは何よりだが、せっかくの休日も体力の回復にあてることが多く、ストレス解消といえば、たまに同僚と酒を呑みに行く程度。
そんな30代男子がプライベートを充実させるのは、なかなか難しいのではないだろうか。
いや仕事だって重要だし、気が向いたら何か趣味でも作って打ち込もう、などと言ってる間に、いつしか同僚には嫁ができ、立派に家族を作っている。そうなると気軽に呑みにも誘えない。
自分の父親のことを思い出す
「あらかじめ嫁に言っとけばいいんだけど、突発はちょっと・・・」とか、
より厳しい場合は、「一ヶ月前くらいから嫁の許可をとっておかないと許してもらえない」とか言われる。
独り身ではないので仕方ないといえば仕方ない。
家族ができると、生活も変わるからだ。
私がまだ少年だった頃を思い出すと、親父はあまり外へ呑みに行ってはいなかったように思う。
毎日のように晩酌をしていたので、酒は好きだったはずだが。
そういえば、父はよく会社の同僚を家に呼んで、母の料理を食べながら酒を呑む、ということをよくやっていた。
妻である私の母にとっては、外で呑んでくるより自宅で呑んでもらったほうが安心、というわけか。
結婚なんて当たり前にできると思っていた
そしてふと自分のことに目を向けてみる。
普通に仕事をして、普通に生活していれば、当たり前のようにできると思っていた『結婚』が、自分にはできない。
・・・なんとかしなきゃ。そういう焦りも無くはない。
しかし、一人暮らしも長くなり、一通りのことは自分でできるようになった。自由もある。
今さら誰かと共同生活なんて・・・とも思う。
なんとなくのレベルで悶々と考えながら、気づいたら社会人になって16年、私の人生は、そんなふうにして嵐のように過ぎ去って行った。
生活が一変した
34歳の夏、自分の人生に大改革をもたらそう、などという大層な気概があったわけではないが、ふとしたことがきっかけで、茅ヶ崎のとあるコミュニティに参加した。
男女が集まり、呑んだり食べたりしましょう、というコミュニティだ。
私がやったことは、コミュニティの管理人に、参加したい旨を記した一通のメッセージを送っただけ。
その後の流れは急激で、あれよあれよという間にプライベートな知り合いが増えていき、驚くほど私生活が潤った。
人が人と関わって生きている以上、物事の流れは、自分一人で決められるものではない。
きっかけとなる第一歩は自分の足なのかもしれないが、逆に言えば、その“一歩”を踏み出す勇気さえあれば、人生の流れは大きく変わるのかもしれない。
たった一歩から動き出すかもしれない未来
月面着陸をしたアームストロング船長は、「一人の人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては大きな飛躍である」と言ったそうな。
人類にとっての大きな飛躍ですら“たった一歩”でいいのだ。
自分一人の人生を変えることなど、もっと簡単なことなのかもしれない。
先日、コミュティの飲み会で管理人と話をしたおり、この文章を書く機会をいただいた。これもまた流れのひとつなのだろうと思う。
この流れがどこへ向かうのか、人生で唯一と言えるほどの友人ができるか、または恋人ができ、伴侶となる人が見つかるか。
先のことはまだわからないが、少なくとも、自宅と職場の往復に体力を消耗するだけで、何も生み出すことのできなかったあの時代に、私はもう戻りたいとは思わない。
ー 了 ー
さとちゃん感想
「何も生み出すことのできなかったあの時代に、私はもう戻りたいとは思わない」
この言葉に大いに共感。
私もずいぶん長いこと、そんな時代を繰り返してきたから。
私がほんの気まぐれに作った「茅ヶ崎コミュニティ」であったり、これから始める「婚活サロン」が誰かが踏み出すための踏み台になれるのだとしたら。
こんな胸熱なことはない。
【茅ヶ崎で大人の飲み友達や仲間作り】コミュニティメンバー募集再開
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