ここ数年、湘南エリアのあちこちの会社と関わってきました。最も長いお付き合いは辻堂にある企業様。3年ほどお世話になりました。
どちらの会社に行っても、デジャヴ感を感じます。
地元企業で働くみなさんに言いたいことがあります。
自分がどんな会社で働いているかわかってる?
ベンチャー企業?
スタートアップ?
あなたが働いているのは(ただの)零細企業です。
騙していてごめんね(おたくの社長が)。
わたしが寒気を感じる社員たちの愚痴
社長が会社に来ない
会社に来ることが社長の仕事ではありません。
みなさんにお給料を払い続けるために、うんうん唸って、頭にハゲを作り、胃潰瘍をこしらえて、必死に考え続けることが、ありとあらゆる判断を下すことが社長の仕事なのです。
会社に来るのが仕事じゃない。
仕事の指示が明確じゃない
どうやったら事業が前に進むか。
考えて考えて調整して考えて交渉して考えて、事業を前に推し進めるのがあなたの仕事です。それは社長の仕事ではありません。
あなたの仕事です。(二度言っとくね)
社長からレスが来ない
これは前にどこかに書いた気がするから割愛。
コスパの良いライバルたちよりも価値を出せますか?
むかし、派遣営業をしてたときに、派遣スタッフに耳タコで言われたセリフ。
「販売員の仕事はイヤなんです」
「事務仕事に就きたいんです」
「土日休みの仕事がいいです」
当時のわたしの心の声:「事務スキルほとんどないのに?」
令和3年のいまならハッキリこう言う。
「事務仕事はありとあらゆるウェブツールがやってくれるし、電話応対はチャットボットがやってくれるし、販売員もペッパーくんがやってくれます。」
「コスト安のライバルが台頭する中で、あなたはどんなオフィスワークができますか?」
そういうことです。
頭のネジが緩んだ神様
ありがたいことじゃないですか。
地元でオフィスワークができるなんて。
通勤15分圏内で働けるなんて。
職場と仕事を作ってくれる社長に感謝すべきなのに、会社に来ないとか文句言ってる場合じゃない。
あと、もうひとつ。これも言っておきたい。
「社長はすごい人」
「社長になる人は飛び抜けて能力の高い人」
「社長たるものこうあるべき」
みたいに思っている人が多いようですが、それ、おもいっきり勘違いです。
社長という人種は、ただの勘違いな人です。
実務スキルはだいたいみんな低いです。(さとちゃん調べ)
あなたの会社の社長は、三木谷さんでも孫さんでもない。
そのへんに転がってる社長は、己の能力を高く見積もりすぎているがゆえに、平気でリスクを取る、ちょっと頭のネジが緩めの(素敵な)人たちです。
頭のネジが緩んでいる人に、あなたは求めすぎています。
でも、社長の頭のネジが緩んでいるからこそ、あなたの近所に職場があり、あなたは無駄な通勤に消耗することなく、仕事につけているのです。
わかりますか?
もうやるべきことはおわかりですよね?
自分の職場を保持するために、社長と会社を全力で支える。
これだけです。
支えられるのは、幸にして頭のネジが緩んでいないあなたなのです。
以上、説教おしまい。