団塊ジュニアが通うマンモス中学校での話
私が通っていた、埼玉のベッドタウンの1学年12クラスもあるマンモス中学校では、余程の事情が無い限り、部活動への入部は必須。
そして、残酷なまでにハッキリとした部活カーストがあった。
そんなものが存在したことを、この映画を観て思い出した。
運動全般ニガテな私は、本当はブラスバンド部(通称:ブラバン)が良かったけれど、ブラバンは下から数えたほうが早い位置に属していたので、選択肢の中にすら入らなかった。
そういうの重要視していたんだなあ、当時の私。学校内での序列。
いまとは真逆の考え方だ。
ちなみに、私のいた中学の部活動カーストは以下のとおり。
(男子)
陸上部>野球部>サッカー部>バレー部>バスケ部>テニス部>卓球部>剣道部>忘れたけれど、何かの文化部
(女子)
陸上部>テニス部>ソフトボール部>バレー部>バスケ部>卓球部>ブラスバンド部>コーラス部
私は完全にカースト上位狙いで、女子テニス部。
我が道を行くウチの弟は、「あまり活発に活動していないところがいいな~」と、野球バカである父親の期待を大きく裏切り、運動部としては最下位の剣道部へ。
やるなあ、ウチの弟。と、いまさら感心。
カーストを位置付ける要素
さて、なにがカーストの位置を決定付けるのか。
①練習量&練習の厳しさ(やたら外周走らされるとか)
②実績(全国大会出場!とか)
③顧問の先生の厳しさ
もちろん、どんな生徒で構成されているかが重要なわけだけれど、
カーストの序列を気にするような生徒は、当然上位の部活に入るわけで、自ずと、構成される生徒も似たようなのが集まってくる。
(桐島~を見れば、たぶん思い出す人も多いはず)
職員室がある2階の廊下の前に、部活動用の黒板が設置されており、
その日の各部の集合時間、練習場所、最初の練習メニューなどが書かれている。
「女子テニス部:校門前:外周10周」
とかね。
生徒はその前を通りかかるときに、自分の部活の欄をチェックし、ついでにほかの部活のメニューも目にすることになる。
ふざけた奴が欄外に書き足す。
「帰宅部:家までダッシュ」
笑えるし、笑っていたけれど。
家の事情で部活に入れない生徒のことなど、中学生のアタマでは想像できない。
いま、私が中学1年生だったら、間違いなくブラスバンド部を選ぶ。
周りに流されず、自分が本当にやりたいことをやる。
やりたくないことは、やらない。
先輩という人種の理不尽さを知った
中学校生活の中でも、膨大な時間を費やした部活動は、私にとって無駄な時間だったのか否か。
★部活動を通して得たもの(知ったこと)
①クラス内での確固たるポジション
②自分が本番に弱いということ
③たかだか1歳年上なだけで、威張りくさる先輩の理不尽さ
②キツイ外周ランニングのあとの水の美味しさ
③部活が終わった後のオニギリの美味しさ
④部活が終わった後の凍らせた紙パックジュースの美味しさ
理不尽さを学べたのは良かったのかもしれない。
でも、いま気付いてしまった。
あれだけ同じ時間を過ごした部活の仲間と、中学卒業以来、一度も会ったことがない。会ってみたいとも思わない。
それが全てなのかもしれない。
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