正確には42歳ですけど(わたし)。
無職になってからよく聞かれる鬱陶しい質問ふたつ
①「どうやって生活してるの?」
回答)愛人手当もらってます
②「毎日なにやってるの?」
回答)猫を愛でてます
まともに答えるのも面倒なので、この4カ月間、このように煙に巻いてきましたが、先日「そろそろ無職歴1年半」という、この道(無職道)の先輩に出会い、私も彼に対してまったく同じ質問をしてしまいました。
「どうやって生活しているの?」「毎日なにやってるの?」
そうか。
みんな自分の知らない世界に興味があるのか。
いや、ちがう。
なぜ働かずに生活が成り立つのか?不安にならないのか?先々のことをちゃんと考えているのか?
大きなお世話だけれど、そこが気になるんだ。
本気で心配しているわけではなく、単なる興味で。自分には考えられない生き方なので。
なるほどね~と、質問する側の心理を理解する。
でも、誰でもが無職になれる(平気で無職でいられる)ってわけでもないんですよ。
40代無職に求められる能力について。
無職の先輩に言われて響いた言葉
先日先輩にこんなことを言われました。
「さとちゃんの無職生活なんて、たったの4カ月でしょ?ぜんぜんまだまだ、これからだよ」
何がまだまだなのか?甘ちゃんってことですかね。先輩さすがっす。
わたしまだ失業保険ももらっていませんが、正直ちょっとビビってました。
先輩の胆力すごいっすね(尊敬)。
さらにこんなことも。
「なんとかやっていけるうちは働かなくていいじゃん。いよいよヤバくなったら稼ぎに行けばいいんだからさ。」
なんか、働きに行かなくちゃいけないんじゃないかって、ちょっと思い始めていたところでした。先輩の仰るとおりです。ギリギリまで踏ん張ります。
我々、扶養家族ナシの身ですから。
私も自分の面倒+猫缶買えるだけの収入があればOKなのです。
なのになんであんなにしゃかりきに働いていたのだろう。はて?
きっと「毎日働きに行かないと不安病」にかかっていたのだと思います。
神様がくれたお休み
同年代の先輩に「古っ」と言われてしまったけれど、ロンバケ瀬名(キムタク)が婚約破棄されてしまった南(山口智子)に言うセリフ。
「俺さ、いつもいつも走ることないと思うんだよね。・・・・ ほら、あるじゃん、何やってもうまくいかない時。 何やってもダメな時って、ね。
そういう時は、なんて言うのかなあ、言い方変だけど、神様がくれた お休みだと思ってさ、無理して走らない、焦らない、頑張らない。
・・・・自然に身をゆだねる。」
私に至っては、社会人になってから、すでに3度目の「神様がくれたお休み」な気もするけれど、フル回転で働いたあとには長い休みが必要だ。
(参考:私の職歴と恋愛遍歴プロフィール)
私たちは、勤続ウン十年の働くお父さんになる必要はないのだから。
別にバカンスに行くでもなく、贅沢をするわけでもなく。
庭で野菜を育ててみたり、糠床のお世話をしてみたり、毎日きちんと食事を作ってみたり。
・・・たまに近所のビーチで昼間から飲んでみたり。
働いていたときには実現できなかった【丁寧でのんびりした暮らし】を実践しつつ、自分が次に進むべき道をじっくり探る時間が必要だ。
もうひとりの「先を進む先輩」の言葉
一年前に、長年勤めた会社でリストラに遭い、失業保険をもらいつつ就職活動をし、地元に帰って再就職をした友人。
大学卒業から40代になるまで、およそ20年間続いた【都内OLひとり暮らし】を半年前に卒業した。
そんな彼女が最近吐露した言葉。
「時に悶々と、時に淡々と、時に熱々と、模索し続けましたが、これからやりたいことが少しずつ見えてきました」
決して心中穏やかなときばかりでは無かったであろうことが、感じられる彼女の言葉。
目をそらさず、ちゃんと自分と向き合ってきたのだなあと思う。
結論
「神様にお休みをもらえる能力&条件」とは。
①働かなくても暮らしていけるだけの貯蓄、 もしくは愛人手当を貰えるだけの女子力or女に養ってもらえるだけのヒモ力
②扶養家族なし
③外野のヤジを軽く交わす能力
④不安に陥らず、ケセラセラと笑い飛ばす胆力
カゴの中のハムスターのように、カラカラカラカラと回転を止められないでいる人は、一度思いきって立ち止まってみたほうがいい。
得体の知れない恐怖の正体を突き止めてみたらいい。
思考停止状態で回し車をカラカラ回し続けていると、いつのまにか本来自分が進みたかったものとは違う方向へと、もはや後戻りできないところまで進んでしまうかも。
無職生活、オススメです(^^)/
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